首都圏外郭放水路特別見学会
週末に地元春日部市で開催されたイベントに二日続けて行ってきました。
イベントは江戸川脇の「庄和排水機場・首都圏外郭放水路・龍Q館」で開催された彩龍の川まつり・首都圏外郭放水路特別見学会・江戸川カッパ市 2013です。
今回はまず首都圏外郭放水路のことから記事にします。
首都圏外郭放水路と言うのが春日部市に有ります。
過去に幾度かテレビでも取り上げられていましたので、おおよそは理解していると思っていました。
地下への階段を116段降りるとそこには調圧水槽が有りました。
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まるで地下宮殿。ここが調圧水槽です。
地下18mの世界なんです。
テレビで見たことが有る方も多いと思います。
ここに入るのには、普段は一週間前までに予約が必要なのだそうです。
午前10時から午後3時まで、15分おきに説明会が催されていました。
どうしてこの施設が出来たのか、どういう仕組みになっているのかなどが説明されました。
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荒川と江戸川に挟まれた土地が低く、雨が降ると洪水になる危険性が高いことから考えられた方法が外郭放水路です。
荒川と江戸川に挟まれた場所に有る大落古利根川・幸松川・倉松川・中川の水を「立坑(たてこう)」と呼ばれる穴に落とし、6.3㎞の地下トンネルをバイパスさせ江戸川に排水する仕組みです。
地下トンネルは地下50mの位置に設けられているそうで、国道16号線の下を通っているとのことでした。
江戸川に排水するのには、立坑から流れた水の水位が上がって、地下18mの位置に有る調圧水槽に貯まったものをポンプを使って14m汲み上げ、それを江戸川に排水するのだそうです。
今回は説明を訊いた後、実際に立坑を見学し、ポンプ室やその下の調圧水槽内に有るインペラと呼ばれる汲み上げるポンプの下に付けられた水車の実物などを見せてもらうことができました。
これは8年ぶりだったとのことでした。
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立坑は全部で5個あるのですが、調圧水槽の脇にも有りました。
バリケードで立ち入り禁止になっています。
その先には50m下に墜ちる穴、地下トンネルに繋がっているのです。
ポンプのインペラのある方に行きます。
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これがインペラです。
この他にあと3つあるんです。
4つ稼働すると、25mプールの水(487.5㎤)が1秒間で汲み上げられるパワーが有るそうです。
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ここは調圧水槽の上に有る庄和排水機場の建物の地下です。
4つありますよね。
インペラと同じ数です。
ポンプが4つあるんです。
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ポンプは荏原製作所のもので、その仕組みを簡単に解説してくれました。
説明している方が手に持っているのは、ポンプのガスタービンの燃料です。
ガスタービンは青いクロスの敷かれたテーブルの上に有ります。
観にくいですが、写真の左に半分くらい見えてます。
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ガスタービンは奥のボックスに入っているのだそうです。
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ポンプのミニチュアが展示されていました。
下部に赤いプロペラがついてますね。
これが調圧水槽の中から見えた部分のインペラです。
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再び調圧水槽内です。インペラを見てから、出口のある第1立坑方面に進んでいます。
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説明会を訊いた感想をアンケートとっていました。
もちろん私も書いてきました。
ちなみに、見学可能な今は調圧水槽内は水は有りません。
年に3cmくらい土砂が貯まり、それをブルトーザーで撤去すると説明されました。
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第一立坑のすぐ左脇に地上に戻る階段が有りました。
また116段上って帰ることになります。
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出口はこんな感じです。一方通行です。
地下○mと壁に書かれているのを確認しながら「もう一寸だ」と頑張って登ります。
この地域に住んでいる方なら一度は見ておいて、理解しておきたいことだと感じました。
彩龍の川まつりの様子はまたの機会に。
by sumomojam39 | 2013-11-19 19:49 | 街歩き