人気ブログランキング | 話題のタグを見る

八重の桜の人々

大河ドラマの話題です。
今シーズンの「八重の桜」、今のところ欠かさず見ています。
今作、被災地支援の一環と言うことで、会津を舞台とする作品なのだそうです。
幕末のドラマは登場人物が多く、また3年前に放映されていた「龍馬伝」とも被る時代な為、双方に出ている人などは、いまいち今回の役どころと思い直すことが厳しい人もいます。

八重の桜の人々_a0320564_21122456.jpg


ウィキペディアを見ても不親切だと感じるのは、実年齢の分布が出ていないことです。そこで、私は取り敢えず実年齢が判明している人の年齢を確認し、同年齢がどういう人々なのかを確認したいと思いました。
基本的に今回の役どころで重要と思われる人に限ってリストアップします。
以下はウィキペディアの「八重の桜」の登場人物からの抜粋転載になります。

※実年齢表記は、戊辰戦争の始まる1868年1月27日時点で表記してみます。

【山本家】
山本八重(やまもと やえ)22歳
演:綾瀬はるか(幼少期:鈴木梨央)
会津藩砲術師範・山本家の長女。のちの新島八重

山本覚馬(やまもと かくま)39歳
演:西島秀俊
八重の兄。会津藩士。

山本佐久(やまもと さく)
演:風吹ジュン
八重の母。山本権八の妻。

山本権八(やまもと ごんぱち)
演:松重豊
八重の父。会津藩砲術師範。

山本うら(やまもと うら)
演:長谷川京子
覚馬の妻。会津藩勘定方・樋口家の娘。

山本三郎(やまもと さぶろう)1967年没(享年18)
演:工藤阿須加(少年期:村山謙太)
八重の弟。

【会津藩】
【会津松平家】
松平容保(まつだいら かたもり)31歳
演:綾野剛(幼少時:山下哲平)
会津藩第9代藩主。幼名は之丞(てつのすけ)。

照姫(てるひめ)
演:稲森いずみ
容保の義姉。

松平容敬(まつだいら かたたか)1852年没(享年48)
演:中村梅之助
会津藩第8代藩主。容保・照姫の養父。

敏姫(としひめ)
演:中西美帆
容保の正室。松平容敬の実娘。

【西郷家】
西郷頼母(さいごう たのも)37歳
演:西田敏行65歳
会津藩番頭。

西郷千恵(さいごう ちえ)34歳
演:宮崎美子

【山川家】
山川大蔵(やまかわ おおくら)22歳
(山川与七郎 → 山川大蔵)
演:玉山鉄二(幼少期:里村洋)
会津藩国家老・山川家の長男。八重の幼馴染。幼名は与七郎。

山川二葉(やまかわ ふたば)23歳
演:市川実日子(幼少期:愛川あおい)
大蔵の姉。

山川捨松(やまかわ すてまつ)7歳
演:水原希子
のちの大山捨松。

【神保家】
神保内蔵助(じんぼ くらのすけ)52歳
演:津嘉山正種
会津藩家老。

神保修理(じんぼ しゅり)33歳
演:斎藤工

【その他の会津藩士】
田中土佐(たなか とさ)47歳
演:佐藤B作
会津藩若年寄。

林権助(はやし ごんすけ)62歳
演:風間杜夫
会津藩大砲奉行。

佐川官兵衛(さがわ かんべえ)36歳
演:中村獅童
会津藩士。

横山主税(よこやま ちから)
演:国広富之
会津藩江戸家老。

萱野権兵衛(かやの ごんべえ)41歳
演:柳沢慎吾
会津藩家老。

梶原平馬(かじわら へいま)25歳
演:池内博之

秋月悌次郎(あきづき ていじろう)43歳
演:北村有起哉

広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)37歳
演:岡田義徳

小出鉄之助(こいで てつのすけ)22歳
演:白石朋也(少年期:矢部光祐)
会津藩士。

【会津藩の女性たち】
中野竹子(なかの たけこ)17歳
演:黒木メイサ

【江戸幕府】
【徳川将軍家】
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)30歳
演:小泉孝太郎
一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。のちの徳川慶喜。

徳川家定(とくがわ いえさだ)1858年没(享年35)
演:ヨシダ朝
江戸幕府13代将軍。

【幕閣諸侯】
井伊直弼(いい なおすけ)1860年没(享年45)
演:榎木孝明
彦根藩主。大老。官名は掃部頭(かもんのかみ)。

阿部正弘(あべ まさひろ)1857年没(享年38)
演:久松信美
老中。

安藤対馬守(あんどう つしまのかみ)1957年没(享年52)
演:倉石功
老中。

久世大和守(くぜ やまとのかみ)1864年没(享年46)
演:津村和幸
老中。

阿部正外(あべ まさとう)39歳
演:佐渡稔

【幕臣】
勝麟太郎(かつ りんたろう)44歳
演:生瀬勝久
幕臣。象山塾の塾生。のちの勝海舟。

榎本釜次郎(えのもと かまじろう)31歳
演:山口馬木也
のちの榎本武揚。

【諸藩】
【薩摩藩】
西郷吉之助(さいごう きちのすけ)39歳
演:吉川晃司
薩摩藩お庭役。のちの西郷隆盛。

大山弥助(おおやま やすけ)25歳
演:反町隆史
薩摩藩士。のちの大山巌。

島津斉彬(しまづ なりあきら)1858年没(享年50)
演:林与一
薩摩藩主。

大久保一蔵(おおくぼ いちぞう)37歳
演:徳重聡
のちの大久保利通。

【長州藩】
吉田寅次郎(よしだ とらじろう)1859年没(享年30)
演:小栗旬
長州藩士。象山塾の塾生。のちの吉田松陰。

桂小五郎(かつら こごろう)34歳
演:及川光博
のちの木戸孝允。

久坂玄瑞(くさか げんずい)1864年没(享年26)
演:須賀貴匡

槇村正直(まきむら まさなお)33歳
演:高嶋政宏

【土佐藩】
板垣退助(いたがき たいすけ)30歳
演:加藤雅也
土佐藩士。

岡田以蔵(おかだ いぞう)1865年没(享年28)
演:尾関伸嗣
土佐藩士。

【水戸藩】
徳川斉昭(とくがわ なりあき)1860年没(享年61)
演:伊吹吾郎
前水戸藩主。海防参与。

徳川慶篤(とくがわ よしあつ)35歳
演:杉浦太陽
水戸藩主。斉昭の息子。

【その他の諸侯】
松平春嶽(まつだいら しゅんがく)39歳
演:村上弘明
福井藩主。

徳川慶恕(とくがわ よしくみ)43歳
演:金子賢
尾張藩主。

松平定敬(まつだいら さだあき)20歳
演:中村隼人

徳川慶福(とくがわ よしとみ)1866年没(享年20)
演:葉山奨之

【その他の諸藩士】
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ)31歳
演:長谷川博己
元出石藩士。象山塾の塾生。

新島襄(にいじま じょう)24歳
(新島七五三太 → 新島襄)
演:オダギリジョー(少年期:小林海人)
安中藩士・新島民治の子。

佐久間象山(さくま しょうざん)1864年没(享年53)
演:奥田瑛二
松代藩士。佐久間象山塾の主宰。

【朝廷】
近衛忠煕(このえ ただひろ)59歳
演:若松武史
左大臣。

孝明天皇(こうめいてんのう)1867年没(享年35)
演:市川染五郎

岩倉具視(いわくら ともみ)42歳
演:小堺一機

三条実美(さんじょう さねとみ)30歳
演:篠井英介

【新選組】
斎藤一(さいとう はじめ)23歳
演:降谷建志

近藤勇(こんどう いさみ)34歳
演:神尾佑

土方歳三(ひじかた としぞう)33歳
演:村上淳

沖田総司(おきた そうじ)23歳
演:鈴木信二

永倉新八(ながくら しんぱち)28歳
演:水野直

藤堂平助(とうどう へいすけ)24歳
演:住吉晃典

西郷頼母役の西田敏行さんの年齢だけが、他のキャストの年齢バランス的にも実年齢とかけ離れ過ぎていますね。



こういうコラムも有りました。

◎『八重の桜』が大河ドラマになった三つの偶然
 ●歴史上の有名女性がタネギレ
 ●『歴史秘話ヒストリア』で話題に
 ●東北復興支援
 ●負ける側の大河
 
http://allabout.co.jp/gm/gc/405518/?NLV=CN000012-565



物語は、安政の大獄、松陰の死、桜田門外の変、咸臨丸サンフランシスコ航行と1860年まで進んできました。
次回は、1862年の出来事、松平容保公が京都守護職に就くことになります。ついに新撰組の登場になる訳ですが、当初、容保公は徳川慶喜・松平春嶽からの再三の就任要請を断っていました。理由は、会津の藩財政は既に浦賀、蝦夷地の警備の任にあったことで窮乏状態にあり、また、家臣も就任反対で意見が一致していたからです。しかし、春嶽が会津藩祖・保科正之の「会津藩たるは将軍家を守護すべき存在」との家訓を引き合いに出したため、ついに承諾することとなります。

西郷頼母は、ここでの容保公への諫言で、怒りを買い蟄居を言い渡されることになります。

私は、そのことよりも山本覚馬がその2年後に目を患い失明してしまう事の方が気になりますし、1967年の鳥羽伏見の戦いで重傷を負い、18歳の若さで儚く散った山本三郎の少年期の描き方が少ないのが、やや気になります。
というのは、主人公の山本八重が兄弟たちの思いを胸に会津戦争の鶴ヶ城籠城戦の折の「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれるところを前半戦の山場とクローズアップしているからです。
実際、会津戦争の籠城戦で娘子隊を率いて目覚ましい働きをしていたのは中野竹子というのが専らの評判なので、本作が山本家をクローズアップするなら、この時点における三兄弟を描かねば、物足りない気がするからです。
ドラマはどのように盛り上げていくのか、ただ年表を追っていくだけとならないことを祈ります。

by sumomojam39 | 2013-02-04 06:04 | テレビネタ