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龍馬伝

昨日録画した大河ドラマ「龍馬伝」を観ました。

最近のこの時間帯のドラマは、幕末の頃に焦点を当てたものが多い気がします。「篤姫」、「坂の上の雲」、「龍馬伝」が、それにあたります。過去には、「花の生涯」、「三姉妹」、「竜馬がゆく」、「勝海舟」、「花神」、「獅子の時代」、「翔ぶが如く」、「徳川慶喜」、「新撰組!」が、幕末から明治にかけてを描いています。

戦国時代を舞台にすると、織田信長(「国盗り物語」、「信長」)、豊臣秀吉(「太閤記」、「黄金の日々」、「おんな太閤記」、「秀吉」)、前田利家(「利家とまつ」)、徳川家康(「春の坂道」、「徳川家康」、「春日局」、「琉球の風」、「葵徳川三代」、「武蔵」)、山内一豊(「功名が辻」)、武田信玄(「武田信玄」、「風林火山」)、伊達政宗(「独眼竜政宗」)、毛利元就(「毛利元就」)、上杉謙信(「天と地と」)「天地人」)あたりになって、もう出尽くした感があります。

ついで多い作品が、忠臣蔵関係(「赤穂浪士」、「元禄太平記」、「峠の群像」、「八代将軍吉宗」、「元禄繚乱」)、鎌倉時代(「源義経」、「新・平家物語」、「風と雲と虹と」、「草燃える」、「炎立つ」、「北条時宗」、「義経」)となりそうです。

「樅ノ木は残った」(江戸時代)、「山河燃ゆ」(昭和)、「春の波涛」(明治)、「いのち」(昭和)、「太平記」(鎌倉末期~室町)、「花の乱」(室町時代)などが、異色な作品です。

好き嫌いや学校で時代考証の誤解を招くということで、全てを観ていないことが、とても残念なのですが、好きな作品は、古い順で「独眼竜政宗」、「太平記」、「炎立つ」、「花の乱」、「北条時宗」、「篤姫」です。
ミーハーなので、選択したものの中には、渡辺謙さんが出ているものが多い気がします。好きな役者さんは、渡辺謙さん(「北条時宗」)、野村萬斎さん(「花の乱」)、渡部篤郎さん(「北条時宗」)、池畑慎之介さん(「北条時宗」)です。「独眼竜政宗」よりも前のものは、観ていません。

「龍馬伝」の話題に戻ります。第1話では、土佐藩の中の状況、特に武士の中の身分制度を主張していたように思います。坂本龍馬が、育った環境と、彼が何を目指していたかを考えるのには、解りやすい話の展開だったと思います。
子役の登場も、珍しくこの第1話の30分程度で終わりだったのでしょう。大河ドラマは、八方美人でなく、ターゲットを絞っているのが、観やすいです。例えば「坂の上の雲」では、秋山兄弟と正岡子規の兄妹というように、中心人物がいました。そこに関連する人々もいる訳ですが、この軸があることが、話を観る上で、理解しやすくなるように感じます。今回も、坂本龍馬と岩崎弥太郎を中心に描かれているようですから、すごく観やすい感じがします。この傾向がはっきりしているものが、私が好むタイプだったと思います。
THE DREAMER(夢を抱く人)、THE ADVENTURER(冒険者)、THE NAVIGATOR(導く人)、THE HOPE(希望)という軸がしっかりしていることも、面白いと思います。
また、映像もこの2作品は、プログレッシブカメラによる撮影ということで、近代の香りがします。

龍馬は、幼少期は、すごく弱虫でしたが、母の死を境に武術を鍛え上げ、それでも、大変優しかったことが描かれていたように観ました。この優しさが、人を引き付けることにもなり、逆に命を落とすことに繋がっていく、そんな感じを覚えました。おそらく、最期、どうなるのかを知っているからだと思いますが、福山雅治さんの優しさが、内野聖陽さんの龍馬とは、一味違っていたのが、良かったと思います。難しい役柄作りだとは思いますが、今後も楽しみに観続けようと思いました。

by sumomojam39 | 2010-01-04 20:53 | テレビネタ