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趣味を楽しむ時代

Windows7、業界は必死に売り込んでいますが、消費者はそれどころではありません。
今あるPCを買い替えるほどの代物は、そう簡単には出ません。
キラーソフトみたいなものがなければ、また、XP以上の使い勝手のものが出なきゃ買いません。必要がないものを買うような景気じゃないのです。ジーンズが1000円しないで買える時代、弁当が安けりゃ安いものが選ばれる時代、こんな時代に出したのが失敗だと思います。
もっと書けば、前はコンピューター雑誌を買ってでも、新しいものを研究しましたが、そんな雑誌さえ買う気になりません。それは、PC購入に限りません。趣味の雑誌でさえ同様なのです。紹介はネットで十分確認できますし、その気になれば現物を見に行くこともできます。本の評価は、参考どまりですけれど、現物の確認は、例えば重さだったり、キータッチだったり、実物の色だったりと知りたいことだけれど、本やパンフレットでは解らないことが確認できます。
本の用途はどれにしようかの時点で開くもの、目的の商品が定まるとネットの方が資料は膨大です。応用的な知識もネットで確認できることが多いのも事実です。
そうなりますと、余程のことがない限り、今持っている商品の最先端だからと言って購買欲はそそられません。またPC所有者がニーズを各人で考えて持つようになった、成熟した時代になってきたのだと思います。成熟したら、そうそう新しいものに触手が動きません。そして今はエコポイントなど他の電化商品に顧客が取られている性もある様に思います。
でも、この状態でいくと、いずれ今よりも、そしてエコポイント導入前よりも景気が悪くなる気がしています。モノが売れない時代、そして、また大量のリストラ、或いは倒産が起きて行く。その序章が冬のPC商戦なのかも知れません。

今、何が人を惹きつけるのか。それは趣味なのではないかと感じています。
ギターを弾いたり、自転車に乗ったり、絵をかいたり、写真を撮ったり、料理をしたり、或いは芝居や落語鑑賞、そして旅など、色んな自分自身の楽しみ方を人々が選択しています。私も健康的に楽しむことを目的にポタリングを始めました。ママチャリ、ミニサイクルから脱却して、ロードバイクそしてそれを壊したあとにはクロスバイクに乗り換えています。今はそれに加えて写真も楽しんでいます。もちろん従来からの趣味の音楽収集、そしてある意味懐古的な感情も持っています。

昔、パソコンがなかった時代、楽しみは今とそんなに変わっていません。あの頃も音楽とサイクリングでした。人と一緒よりも一人で勝手気ままなことを楽しんでいました。そしてあの頃はいつもラジオを持ち歩き、良く聴いていました。高校時代は、食費を削減してお小遣いが貯め、LPを買っていました。松山千春や中島みゆき、そして松任谷由実、チャゲ&飛鳥を良く聴いていました。
高校の友人に「起・承・転・結」(松山千春)や「BEST」(中森明菜)などをカセットに録音してもらい、レンタルレコードが流行ったのもその当時のこと、もう四半世紀近く前のことなのです。あの頃欲しかったのは、オーディオ、SANSUIのターゲット77でした。他にPIONEERのプライベートシリーズも憧れました。

by sumomojam39 | 2009-10-26 01:36 | PC関係