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招致、可能と思った?!

オリンピックの招致は、大方の予想通り失敗でした。
最初からアジア開催を北京で2008年にしたばかりで、ロンドンの後の東京はないだろうと言われていました。やれると思っていたのは、石原東京都知事。

招致するために「環状2号線」を強行し、築地の魚市場の移転策を遂行しようとしました。愛着のある地名や番地が変わるのは、切ないものですが、ずっとそこにあったものがなくなるのも嫌なものです。車社会はエコを妨げる要因になるのにもかかわらず、最近、景気対策やマニフェストでにぎわうのはなぜか車のための政策ばかり。すごく矛盾しているように感じます。
エコに一番良い交通手段は、電車と自転車のはずです。
オリンピックの招致に成功した暁に公共事業増加の思惑が産業界にあったようですが、鳩山政権はエコ対策を世界に約束しましたし、また、無駄な公共事業をなくすために、動いているはずです。

つい何年か前には首都移転の話があったはずなのに、東京で再びというのも変な話である。地域活性化をするなら、こんな国際行事をあてにすることなく、もっと環境に良い方法にこそ、公共投資すべきだと思います。
少子化で学校が減り、企業の倒産も増え、私のように失業保険の給付期間を終えてしまった幽霊失業者は、もはや失業率の算定の基礎にも入っていないという事実は、前年失業率との比較の嘘を目の当たりにさせられます。
暮らしやすい生活環境に投資をすすめ、高速道路の無料化をするよりも道路特定財源を自転車専用道路建設に充てていただきたいと切に願います。

石原都知事だって、以前は排気ガスの規制をするくらいの意気込みがあったはずですから、これからは無駄な新銀行東京を直ちにやめて、もう一度、東京のあるべき姿を考え直してほしいですね。地方の先頭に立ってエコ対策をするくらいのことを今後の政治活動の主体にして欲しいです。なんせ今回の招致のために無駄使いの150億円と一泊10万円を超えるホテルで過ごしたのですから、それくらいのことをしてくれないと、政治家としては汚点だけになってしまいます。

by sumomojam39 | 2009-10-03 23:17