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正攻法ではダメなのね

今夜は余り観たい番組がないです。
それでも、金スマとか観ちゃいました。
辰吉丈一郎さんと薬師寺保栄さんとの試合。
当時の放送、そのままでも感動的なのに、BGM余計だよね。
ルーキーズを宣伝したいのは解るけれど、露骨すぎ。

どうして、TBSはこんな番宣しかできないんだろう。
せっかくの試合が台無しだ。
当時、観ていたときは、大抵の人がそうだったように、辰吉の応援をしてました。
あの試合は、今見返しても、壮絶です。
辰吉さんは、試合で勝てない限り、日本で試合ができないという大変追い詰められていた状況。

対して、薬師寺さんは、いかにも喧嘩が強そうな、ヤンキーの兄ちゃんのイメージ。
どっちも負けられないメンツがみなぎってました。

ですが、ラグビーのノーサイドのように、試合後、辰吉さんは試合前に薬師寺さんに対して行った数々の挑発的な言動を詫び、敗者のインタビューでは勝者を称え、自分はベストな状態で、チャンピオンの薬師寺さんが、大変強かったと述べられました。

薬師寺さんの方も、試合後の辰吉さんからの詫びを素直にとって、試合の結果は紙一重であり、自分が負けてもおかしくなかったと、辰吉さんを称えます。

お互いに死力をつくしたのは、リング解説をしていた具志堅さんのコメントでも解ります。
具志堅さんたちは、みな、試合中、辰吉さんの左目のことを心配し、セコンドに試合をやめること(タオルを投げ入れる)を勧めていたように聴き取れます。
しかし、試合が進むにつれ、辰吉さんの試合への集中、執念を感じ取り、二人のことを応援していました。
大変、最期までさわやかな解説だったと、改めて観て感じました。
それだけに、BGMが非常に耳触りで、残念だったのです。

TBSは、露骨です。
ドキュメンタリーに余計な演出は不要です。
それが、観ている方を冷めさせるということを解らないのは、放送関係者として無能であることを表しています。

しかも、普通、野球の生放送で、次の番組の宣伝にキャスティングされた俳優が、コメントするのでもいやらしいのに、過去の試合でそれをするのは言語道断です。
これまでも、試合が始まる何時間も前から放送を始め、過去の試合や練習風景を延々と放送し続けたりして、数々の投書を受けてきたのにもかかわらず、全部の番組をダメにするように思います。
MR.BRAIN、記録的な視聴率は話題でしたが、それと同じくらい、いやそれ以上に、えげつない番宣も問題になったはずです。
もっと、批判を真摯にとらえてほしいものです。
やらせのTBS、いつまでもこのレッテル外せないですよ。

by sumomojam39 | 2009-05-29 23:06 | テレビネタ