ザッツエンターテイメント、と言えばこの人。
「ここで溜めまんねん」この言葉をサビで盛り込む。
誰のどの歌のサビで?
綾戸智恵さんのテネシーワルツである。
実は、この言葉に限らず、ドラえもん(大山のぶ代さん)を混ぜる。
最後の「テネ、テネ、テネさらに、のーびー太君」っと、やられる。落ちました。
やはり、エンターテイメントの男女の双璧は、男性なら関根勤さん。
そして女性はこの清水ミチコさんである。
物まね四天王と自ら名乗る物まね番組のレギュラー出演者がいます。
しかし、物まねのジャンルで歌は、一部。
物まねは、誰もが学生時代に、チャレンジしたのではないでしょうか。
私も、当時はいくつかネタを持っていて、一世を風靡したもんです。
中でも一番ウケるのが、先生の物まね。
学校には、濃い特徴を持った先生がいます。
そんな民間のネタのようなものを、関根さんも清水さんも失っていないのが、私が推挙する理由です。
しかも、常に研究熱心で、新作を磨き続けている。
私が、最も尊敬するのは、清水さんの経歴です。
はがき職人(ラジオ番組等に投稿する人)→放送作家→芸人という経歴です。
放送作家という方々は、優れた才能の持ち主。
コントなどのネタも考え、番組制作の中心人物である。
そして、清水さんも桃井かおりさん、松任谷由実さん、矢野顕子さん、森山良子さんなどのネタを磨き、しかも、ピアノ弾き語りで、それらを披露するという、独自のやり方を確立されました。
坂上みきさん、安部譲二さんなど、ちょっと気になる方々をいち早く自分のネタに加える感性は、尊敬に値します。
当時、エフエム東京の「坂上みきのFMソフィア」を愛聴していた私は、彼女の特徴をすかさず吸収されたネタを披露された時に、えらくハマりました。
桃井かおりさんの物まねは、他の追随を許さないのは周知のことでしたが、その後、貪欲に自分のレパートリーを増やして行かれたこと。しかも、その選択されたキャラクターは、どれもみな秀逸でした。
最近、ネットで動画配信が見られるようになり、TVで見損ねたものを後から楽しめるようになりました。便利な世の中です。
そして、発見したのです。
矢野顕子さんとのセッションや綾戸智恵さんのネタを。
実はずっと勘違いしていました。
清水さんは、松任谷さんのファンなのかと。
今日初めて、清水さんが、この世界に進んだ動機を知りました。
彼女は、矢野顕子さんに憧れて、そして矢野顕子さんのコピーをしていたそうです。
当時まだ人前でやるほどではと思っておられた清水さんが、ある日、矢野顕子さんのまねをされていた方をみます。
「違う!」。この怒りが、彼女のきっかけだったそうです。
私は動画を見て、一番感動したものがあります。
それは、憧れの矢野さんとのセッションでした。
矢野さんは、YMOの坂本龍一さんのもと奥さんで、青森の出身の方です。
その彼女の優しさも、清水さんの素の純粋さも、このセッションの映像にすべて盛り込まれておりました。
物まねが素晴らしかったことは、言うまでもありませんが、芸だなって思わせてくださるものでした。お二人とも。
本当にミッちゃん(清水さんの愛称)にハマってしまい、彼女のブログもお気に入りに入れてしまいました。
日常のこと、更新もきちんとされており、大変リラックスして読めます。
清水ミチコさんは、ずっと輝いています。
# by sumomojam39 | 2009-04-10 00:50