人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アクアリウムの失敗

昨夜、アクアリウムのお薦めをしてみました。
そこで軽く触れたのですが、失敗は数知れず。
皆さんにはそんな失敗をして欲しくないので、今回は過去に失敗した話を具体的に書きます。

最初に失敗したのは、水槽です。
サイズのこじんまりとしたものをと購入した水槽セットには、必要なものが全て入っていると思っていたのですが、ろ過する装置と上に設置される照明などまでは入っているのですが、酸素を送るボンベがないものがたまにあります。
初心者だった私は、「楽しい熱帯魚(通称“楽熱”)」など、バックナンバーまで購入したりしていました。それでも、セットという考えに過信していました。というやり必要なものを理解できていませんでした。また、お店に行ってドキドキしてしまい、早く魚を入れたいと思う気持ちで、装置の方の考えがお留守になっていました。

次に失敗したのは、アクアリウムをするとうことを理解できていなかったことです。
アクアリウムは、魚をどのように飼うかという総合的な考えをもつものなのです。魚が中心なのですが、魚を入れれば良いというものじゃありません。魚ごとに環境を変えてやらなければなりません。解りやすく言えば、海水魚か淡水魚かで全く環境は変わります。初心者は、ネオンテトラ(淡水魚)を飼いたいのか、カクレクマノミ(海水魚)なのか、ミドリフグ(汽船魚)なのか、エビなのか、よく方針を決めてからお店に行くことをお勧めします。
お店に行くと、心が揺れます。観ているうちに色んなものが飼いたくなります。でも、混泳させることができないものもあります。同じ淡水魚でも、泳ぐゾーンが同じものは、トラブルのもとになります。また、対戦的な魚もいます。pHや水温が異なるものもいます。これらはみんな病気になる原因になってしまいます。また、水槽のサイズに対しての魚の適量もあります。ろ過装置のパワー以上に魚を入れてしまいますと、早いサイクルで水質が悪化してしまいます。ろ過装置にも種類があります。バクテリアも水質を管理するのに必要なものです。これらを一番理解して相談に乗ってくれるのが、お店の方です。必ず、お店の方と話して、自分の方針を決めて行きましょう。

次の失敗は、雑誌で頭でっかちになっていたことです。
雑誌には成功例が多く書かれています。でもトラブルはそれぞれの環境に応じて発生するものです。ですから、対処(処方)にはケースバイケースな訳です。お店の方と相談しておけば、起きる現象に対しての処方をお店の方に相談できます。それぐらい何か起きると不安になります。
全滅に近いことをさせたことが、三回くらいあります。
魚を飼うためのトータルな考えがアクアリウムの楽しみです。
子供を沢山増やしたいとか、いつ見てもお店のように澄んだ水にしておきたいとか、いろんな魚を泳がせたいとか、色んな目標があります。
どれもチャレンジしました。

次の失敗は、ネットで購入し始めたことです。
ある時はいろんな薬品を購入しました。
pHをあげたり、もしくは逆にさげたり、カルキを抜いたり、魚にコーティングをかけるようなものだったり、アマゾンの環境にするようなものも。
それらを買い揃えても、使い方を理解していないと、宝の持ち腐れです。
ある時、カルキ抜きと勘違いして、家族にpHを下げる薬品を入れられてしまい全滅しかけました。生き残った魚は病気にもなりました。皮膚を火傷したものもいました。つまり余計なものはない方が良いかも知れないということです。
これらはお店の方と相談して買ったものではありません。
みなネットで買い揃えたものです。
無駄遣いしまくりでした。
如何に安定を持続させるかが、アクアリウムの極意です。
それには、余計なことをしないことです。そして定期的(頻繁じゃありません)に水の交換をしてあげることです。一気に交換してしまうと、魚は環境の急激な変化にストレスを覚えてしまいます。何をするのにもストレスを最小限度にしてあげることが、安定を持続させるポイントです。
ネットで魚は買えますが、お店の方と相談できません。
また、魚のいる環境も確認できません。
魚にストレスを与えないためには、購入する魚の環境を知っておくことも必要です。私は、店頭になかなか見られない比較的高価な魚を買っていました。でも魚がそれまで住んでいた環境が解りません。ほとんど短命でした。元気だった魚にもストレスを与えてしまったようで、前からいたものも短命になってしまいました。店頭に行って買いましょう。

アクアリウムの失敗_a0320564_20331920.jpg
次の失敗が一番考えなきゃいけないことです。
掃除をあんまりしませんでした。家族が見かねて掃除してくれるくらい。生き物を飼う以前の問題です。
魚は犬と違って、毎日散歩に連れていく必要はありません。やってあげなきゃいけないことは、犬より少ないのですが、犬は飼い主を主と思ってくれます。魚は、餌をあげる人を個別に認識できません。
そう考えて行くと、アクアリウムは花に近いかも知れません。
鉢が小さくなってしまうと、根詰まりしてしまうから、植え替えしなければならないように、卵を産むと産卵かごに移したりして、稚魚になるまで成魚と分けておいたりします。他の種類の魚がいれば、なおさらそれをしなければいけません。面倒だと思ったら、できるだけ混泳させないことなのかも知れません。でも子供が増えると楽しみが増えます。魚に対する思い入れが強くなります。私は余り飼わないのですが、グッピーを飼う人は、そんな楽しみ方をしているようです。私は、観て癒されたいという目的で飼っていますので、ネオンテトラばかりです。減れば不定期に買い増しています。

こんなに失敗してきた私ですが、それでも水槽を辞めちゃおうと思ったことはありません。
生き物を飼うんだということを観念すること、そしてお店の人と話すことが大事です。

by sumomojam39 | 2009-09-22 13:51